タイトル通りですが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは複数枚所有する事が出来ます。同じカードを複数枚所有して何が嬉しいのでしょうか。

複数枚所有が嬉しいケース

個人と法人の2枚持ちの場合

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは「ビジネス」と付いているとおり、法人名義の口座を引き落とし口座に設定する事が出来ますが、個人名義の口座を設定する事が出来ます。

1人法人の起業直後とかであれば、個人・法人で区分けをせず、個人口座が紐付いたクレカ1枚だけを使って、経理・決算で適切に分けて処理するというのも良いと思います。ただ、少し事業が軌道に乗ってきたのであれば、個人・法人でカードを分けた方が良いです。

その場合に、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの2枚持ちというのはそれなりに良い選択肢だと思います。それ以外の選択肢に関しては、後ろの方で書きます。

複数法人を持っている場合

中小企業経営者にとってセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは最強カードと言っても過言ではありません。

  • プライオリティパスが無料で付いてくる
  • JALマイルの還元率が1.125%
  • コンシェルジュサービス

といったのも理由ですが、一番でかいのが

税金支払いでも還元率が下がらない!

これに尽きます。

税金支払いをクレカで行う場合、税金支払いの場合の手数料も考慮すると還元率が1%以上のカードで支払わないと損になりますが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスであれば問題ありません。

また、他サイトからの引用となりますが、

法人カードの利用により生じたマイルであっても、所有権は個人にあるといえます。

法人カードのマイルやポイントは個人利用できる? | マネーフォワード Pay for Business

法人カードで貯まったマイルは個人で使う事が出来ます。

法人の場合、税金支払いは個人より額が大きくなる事が多いので、還元率の高いカードでしっかりマイルを貯めたいところです。そして、複数法人を持っている場合は、各法人毎にセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを持つのがベストです。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス以外の選択肢は?

個人・法人の2枚持ちの場合

個人・法人でカードを分ける際に、2枚ともセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスにするメリットがあるかどうかですが、個人的な結論としては

  • 個人での支払額が多い(年間200万円以上)
  • JAL マイルを使う機会が多いので溜めたい

という方であれば、個人でもセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを持つのが良いと思います。理由としては以下の通りです。

  • 200万円以上の決済で年会費が半額になる
  • JAL マイルの還元率が最高レベル

一方、上に書いた理由が当てはまらない場合、個人カードに関してはセゾンプラチナ・アメックス(ビジネスでないやつ)も選択肢となります。セゾンプラチナとセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの違いについては、詳しくは他サイトを参照して欲しいのですが、重要な違いは以下の通りです。

  • セゾンプラチナビジネスのみ: 200万円以上の決済で年会費が半額になる
  • セゾンプラチナのみ: 海外旅行傷害保険に家族特約あり
  • セゾンプラチナのみ: 国際線の空港<->自宅の手荷物無料配送あり
  • セゾンプラチナのみ: 招待日和あり

個人カードはセゾンプラチナ以外にも選択肢が豊富ですので、正直なところ人によって最適なカードは異なると思います。セゾンプラチナも良いカードだと思いますが、それ以外にも色々比較検討する事をオススメします。

複数法人を持っている場合

中小企業を複数持っている場合は、基本的には全ての法人でそれぞれセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを持つのが良いと思います。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス以外の法人カード(アメックスビジネスプラチナとか)を持ちたい場合でも、税金支払いのためだけにセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを持っておくのがオススメです。

ただ、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスが向いていない人も若干います。具体的には、以下のような人が挙げられます。

  • 飛行機にほとんど乗らない
    • そもそもこのページを見ないと思いますが
  • 飛行機はよく乗るが、ANA がメイン
    • ANA しか就航していない空港の近くに住んでいる人など
  • 税金支払いも含めて、法人でのクレカ決済額が200万円に満たない
    • 立ち上げ初期の人くらいでしょうか

まとめ

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは複数枚所有する事が出来ます。

そして、以下の場合には、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを複数持つ事をオススメします。

  • JAL マイルを貯めている
  • かつ、以下のどれかに当てはまる
    • 複数法人を持っている
    • 個人での支払額が多い(年間200万円以上)